- ボンゴレ(潮干狩り) -


2006.5.3



広さ約1200ヘクタールある東京湾奥にある干潟、三番瀬。
ここは数年前から埋め立てようと計画が持ち上がっていた。
しかし市民と行政が一丸となって保全運動を行った結果、今でも干潟として豊かな自然を残したままだ。

そしてシーズンともあり、姪っ子ファミリー達と一緒に潮干狩りに出かけた。

それにしてもさすがは連休真っ只中、くるま、車で大渋滞。
やっとたどり着いたのが干潮少し前で、なんとか間に合った。

その広大な干潟を眺める。
5月晴れが気持ちが良いなあ。





堤防をテクテクと歩く。
その先に小さく人が見えるが、まるで人の行列が海を渡っているみたいに見える。



マリンスタジアムが見えるから、向こうは幕張だ


しかし、近くまで行くと島状に砂地が海から現れている。
沢山の人は、そこでアサリを獲っているみたいなので、僕らもナチュラルウェーディングで島に渡る。
海の水は結構温かく気持ちが良い。
何かの幼魚が沢山泳いでいる。




 
おりゃおりゃと掘っていると、沢山の貝殻が出てくる出てくる。
最初僕は間違えて、潮吹きと言う貝を獲っているみたいで、これは違うの?とまた振出から掘らなくてはならなかった。
まあ普段は、まじまじとアサリを見て無いから、スーパーマーケットでよく見てくればと思った。



左から、潮吹き、アサリ、赤貝


となると、アサリを見つけるのは結構大変だ。
白っぽい潮吹貝なら沢山出てくるけど、なかなかアサリは出てこない。
ほとんど獲られてしまったのかな?



黙々と掘る



わかり辛いが、シーバスのウェーディング釣りをやっている方もいる


あまりアサリが出てこないから、たまに出てくると「お、いた!」と言う感じで嬉しい。
僕はボンゴレスパゲティーを作りたいから、少なくとも10個ぐらいは欲しい。
気合を入れて探すが、なかなか出てこない。



こんな感じだな


徐々に南の風が強くなり、潮も上がってきた。
ほとんどアサリは獲れなかったが、まあ楽しく過ごせた。
何といっても、あまり砂を掘る行為は日常生活ではあまりないから、これはこれで楽しい。

家に持ち帰り、暗いところで海水で潮抜きしていると、アサリ達は開放的になりベローんとしている。
あー何だか今日は波がやけに穏やかだなあべローん、とアサリ達はあと数時間後に火に掛けられる事も知らずリラックスしている。
少し脅かすと、ピっと殻を閉じて大人しくする。
食べるのは、なんだかかわいそうだが仕方が無い。
これもアサリの運命なのだ。


僕は鍋でスパゲティーを茹で、オリーブオイルを敷いたフライパンにニンニクを炒め、そして白ワインと獲ってきたアサリを放り込む。
ジュワーっと蒸すようにすると、アサリの殻がパカっと開き、そこに茹で上がったスパゲティーをささっと混ぜる。
最後にパセリを絡ませる。


おお!見た目は完璧だ!



ボンゴレの三番瀬スペシャル


フォークにスパゲティーを絡ませて口に運ぶ。

ムムム!OH!アルデンテ!

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