- ほっこりと長野 - 2010.10.12〜13 連休を頂いたので、ちょっと長野に行ってきた。
いつもは山の上ばかりなので、たまには下界もいいんじゃないかと思ったのである。 先ず、安曇野。 まったり度は80ポイント。 長野は水が良いだから、わさびも良く育つ。 良いワサビは、何と言うかフルーティー。 そして長野と言えば、やはり蕎麦だ。 僕は蕎麦が大好きなので、最初は蕎麦巡りの旅も良いかなと思ったくらいだ。 (蕎麦屋は本当に沢山有るので、どこに入ればいいのか迷う) 山の麓近くにある『あさかわ』と言う蕎麦屋さん。 静かな店で、庭には蕎麦の畑がある。 蕎麦は大盛りで、東京で食べる蕎麦と比べると、何と言うかけちけちしていなくて自然体でいい。 蕎麦も水が命だから、まあ東京(高い家賃の事もあるし)と比べてはいけないのだろう。 ツルっととても美味かったが、ただ残念なのはもうちょっと鰹だしを効かせてほしかった。 まあ好みだけどね。 店を出て庭を散策していたら、店の女のひとが慌てた様子で出てきて呼び止められた。 黒い筒みたいなものを持っていたから、ん?楊枝か何か?と思ったら、自分のカメラの50ミリレンズだった。 スマンスマン、忘れてしまった。 まったく、最近忘れ物をしてばっかりだな。 それから、アートラインを行ったり来たり。 行きたい場所を見つけるのは、結構大変。 最近のニュースで、県外の人が観光に来て交通事故を起こす機会が増えているらしい。 それはどうも、カーナビゲーションで地元の人しか使わない狭い場所をルートとして選んでしまうのが原因だとか。 後、長野を車で走って気付いたのは、どうも信号機が変わるのが遅いような気がするのは気のせいか? 次の日は、早起きして上高地へ。 心配した天気は、見事に晴れ。 雨の上高地も悪くはないかも知れないが、折角の上高地だからここは晴れた時に訪れたいものだ。 僕は、上高地には4,5回行っているのだが(山に登るときのスタート地点)、ウチの人は一度も来たことが無い。 そもそも、長野に行こうと思ったのはそう言う理由からだった。 上高地は、通行規制されているので、途中でバスかタクシーに乗り換えなくてはならない。 免許を取ったばかりの時に、友人と上高地へ行こうと思ったが、このことを知らず手前の河原でテントを張るしかなかった。 なぜその時、乗り換えて上高地に行かなかったのかと、今振り返ればちょっと悔やまれる。 沢渡でタイミングよくタクシーで相乗りし上高地へ。 輝く程に晴天で、景観に期待してトンネルをカーブを曲がると、辺り一面霧が立ち込めていて視界はゼロ。 気分は一気に奈落の底に落ちて行く。 大正池 やはり、山の天気は分からない。 この霧が取れてくれればと祈りつつ散策路を歩く。 朝方の気温は10度と、この時期の上高地としては暖かい方だ。 だが、手が冷たかったので、手袋ぐらいはあった方が良いかもしれない。 自分的には、上高地の風景ベスト3に入るであろう梓川の河原で、霧が取れるのを少し待つ。 頑張れ!と誰に言っているのか分からないが、一応霧で覆われている山に向かって念を飛ばす。 すると、徐々に霧が取れて行く。 梓川 川は、コバルトブルーで非常に美しく、こんな川で釣りができたらと思うが、もちろん釣りなんてしてはいけない。 河童橋から穂高岳を望む。 人が通ると、吊り橋が揺れるので、写真が絞り込めないのが辛い。 正午近くなると、人だらけになるので先を急ぐ。 まあ、とにかくさすが国立公園だけあった、美しい風景ばかりだ。 水の豊富さに驚くが、おじさん観光客達が喉が渇いたなどと、コップで川の水を汲んでゴクゴクと飲んでいた。 「いやー冷たくてうまい」と言っていたが、後で腹を壊しても知らんぞ。 川には岩魚がノンビリと泳いでいて、ほとんど警戒心ゼロ状態。 河原でお湯を沸かし、明神岳を拝みながらコーヒーを飲む。 うむうむ、至福の時で、ほっこり度100ポイント。 帰り際、松本城に寄って天守閣に登り、天下を取った気分に浸り、旅を締めくくった。 もどる |