- 信仰の山(相馬山) - 2007.5.12 榛名山の外輪山である相馬山(1411m)に登って来た。
標高1000メートルの天神峠からトレッキングをスタートする。 この時期はちょうど新緑の季節で、ダケカンバの林を抜けていく。 木で出来た階段をアップダウンして、氷室山や天目山を越えていく。 榛名山は火山の山で、ちょうど榛名湖を囲むように山脈が連なる。 だから、常に榛名湖が林の隙間から、見下ろすことが出来る。 榛名湖 途中の高台で、この榛名湖を見ながら、バーナーで焼き鳥を焼いてビールを飲んでいる方が居た。 なんだかとても贅沢な事をしているなあと思ってしまうが、この山は山岳信仰が盛んな山であるのだ。 相馬山に近づくにつれ、そういった石碑が見られるのだ。 七曲峠、松の沢峠などで、山道から一般道を横切る。 この榛名湖一体がレジャーランドとなっていて、ワインディングロードを車やバイクが多い。 この日は天候が良かった為、ドライブも悪くないかもしれない。 相馬山 目指している相馬山が大きく見えてきた。 神を祭っているだけあって、なんだか神々しい感じのする山容だ。 信仰の山だけあて、そう軽々しくは登らせてくれない。 長い石段やハシゴが行き手を遮る。 とは言うものの、やはり甲信越の山々と比べると(比べてはいけないが)豪快差に掛ける。 急峻な岩場の脇にも石碑などが目立つ。 頂上には神社があり、またこの周りにも石造などがあった。 残念ながら、長野県側は眺望できないが、群馬市内を見下ろすことは出来る。 尾根からは、雪を被った浅間山や谷川岳などの、三国山脈が見えていたのだが。 その狭い頂上で一休みしていると、急勾配から一匹の犬を連れた人が登頂してきた。 飼い主は神社で参拝をしているのだが、犬はもうクタクタに疲れたみたいで、地べたにダラ〜と寝そべってしまった。 僕が水を飲んだり携帯食を食べたりしていると、犬はスッと立ち上がりこちらを向いてよだれを垂らした。 それから飼い主が参拝を終えて、手綱を引っ張るようにそそくさと下山してしまった。 ヤセオネ峠へ下山し、それから伊香保温泉まで行く。 そこから少し行くと、道の両側にうどん屋が沢山ある。 日本三代うどんの水沢うどんで、その中の一軒に入りうどんをすすった。 東京の街へ着くと、何だか人間が異様に沢山いるなと感じた。 メニューへもどる |